ズームツールは、画像の表示を拡大・縮小するためのツールです。基本的なツールなので簡単に押さえておきましょう。また、ツールを使わずにショートカットだけで拡大・縮小も出来るので、それも覚えておくと便利です。
使用環境:Gimp2.8ポータブル / Windows7
画像を拡大・縮小表示する
ズームツールで拡大表示する方法は簡単です。ツールボックスからズームツールを選んだら、画像ウィンドウをクリックしましょう。一回クリックするごとに表示を拡大していきます。
※zキーを押すだけでも、ズームツールを選んだ状態になります。
拡大表示する方法はもうひとつあります。ズームツールを選んだ状態で、拡大したい部分をドラッグして囲むように選択しましょう。マウスボタンを離すと囲んだ部分が画面いっぱいになるように拡大表示されます。
逆に縮小したい場合は、Ctrlキーを押しながら画像ウィンドウをクリックします。クリックするごとに表示倍率を小さくしていきます。
ツールオプションの使い方
基本的にはズームツールの機能は上で説明したものだけです。ツールオプションを使う必要はあまりありませんが、各項目の機能は以下のようになっています。
「ウィンドウの自動リサイズ」:
チェックを入れると、ドラッグで範囲を指定して拡大したときに、拡大に合わせて画像ウィンドウの大きさも広げます。
「方向」:
デフォルトは「拡大」になっています。この状態だと、クリックで拡大、Ctrl+クリックで縮小になります。「縮小」にチェックをいれると動作が逆になります。
便利なショートカット
拡大・縮小をしたいときに一番おすすめの方法は、ショートカットを使うことです。Ctrlキーを押しながらマウスのホイールを回転しましょう。上に回すと拡大、下に回すと縮小となります。この操作はどのツールを選んでいるときでも使え、わざわざズームツールを選ぶ必要はないので便利です。
拡大率を数値で指定する
拡大率は数値で指定することもできます。画像ウィンドウの下(ステータスバーといいます)に拡大率が表示されているので、数値をクリックして好きな値を入力しましょう。
また、▼をクリックすると拡大率のリストが出てくるのでそこから選ぶことも出来ます。
メニューから呼び出す
拡大率は、メニューの「表示>表示倍率」から操作することもできます。
最後に
表示を拡大・縮小をする方法はたくさんありましたが、すべてを使い分ける必要はありません。自分が分かりやすい方法を使いましょう。僕のおすすめはやはりCtrlキー+マウスホイールですね。