フリーのパターン素材は色々なサイトで配布されていますがその大半がPhotoshop用です。そこでプラグインとスクリプトを使ってPhotoshopのパターンを使えるようにする方法を紹介します。
【STEP-1】プラグインの導入:Photoshopパターンを画像として開けるようになります。
【STEP-2】スクリプトの導入:画像をGIMP用パターンとして一括保存できるようになります。
【STEP-3】実際にPhotoshopパターンを変換する
【STEP-1】プラグインの導入
まずはプラグインをダウンロードしましょう。以下のページの「ps-pat-load-1.0.zip」です。
Photoshop Pattern Loader Binaries for Microsoft Windows
![プラグインの導入](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgcso6WWwjQqknaHoYDpAe3Py8Q8dPOjaxToHiMURtpsOr3SV8_5hEbsV-TszNJD29TyJV-BAdGWRGAZA6KhowJPe6onlKSJnNX_p2lBpMtwCKk__-CIvsWjkfTceUDnqBOHdKouWVsgxgi/s630/post-img_2011-11_l-01.png)
ファイルをダウンロードしたら、zipを解凍して中の「ps-pat-load.exe」をプラグイン保存用のフォルダに移動しましょう。フォルダの場所は、
①「C:\Documents and Settings\ユーザー名\.gimp-2.6\plug-ins」または、
②「C:\Program Files\GIMP-2.0\lib\gimp\2.0\plug-ins」です。
※①に保存する場合はユーザー名が半角英数でないと上手くプラグインが動きません。またメニューの「編集」→「環境設定」→「フォルダ」から好きな保存先を登録することも出来ます。
このプラグインを導入するだけで、Photoshopパターンを画像として開けるようになります。
(反映するにはGIMPの再起動が必要です)
【STEP-2】スクリプトの導入
次はスクリプトの導入です。STEP-1まででPhotoshopパターンを画像として読み込めるようになっているので、後は読み込んだ画像をGIMPパターンとして保存し直すだけです。ここで紹介するスクリプトを導入すると複数のレイヤーを一括してパターンとして保存してくれるので便利です。
まずはスクリプトのダウンロードしましょう。以下のページの「fe-layers-to-patterns.zip」です。
鉄とGIMP - 複数の画像からパターンを一括作成(Script-Fu)
![スクリプトの導入](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiI2PrN3x0WEJedsmmzp7hyphenhyphenu0bwkZ3cz7VX8e7jb82vVNo2m3OBqiEK1JCsjfRxkNtLQtn0JimxC0HPDR83Os9oruM4zAqIkHoperRHdffxAZkA_WFcjrbmM6XhYFRbOOrxBz-HqJKX_guL/s640/post-img_2011-11_l-02.png)
ファイルをダウンロードしたら、zipを解凍して中の「0-fe-util.scm」「fe-layers-to-patterns.scm」をコピーし、スクリプト保存用のフォルダに移動しましょう。フォルダの場所は、「GIMPにスクリプトをインストールする方法」の記事で紹介しています。
![「ファイル」に「save layers as patterns」が追加される](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi0voP-FZEu1IoeeuU15W_SGEzfNkRJ-iUMLE1kN6s6kr88Ya_LyY7fCDTgKzBDqv-10PQiq0q-qxvTs1g5MfHIaYjU_Mbdv9DYt9LF0uuMU0qbwUVcsRSaL5X5PJnFLBZ19bg-Knwdjntc/s320/post-img_2011-11_l-03.png)
スクリプトを導入すると、画像ウインドウの上のメニューの「ファイル」の一番下に「save layers as patterns」が追加されます。
(反映するにはGIMPの再起動が必要です)
【STEP-3】実際にPhotoshopパターンを変換する
それでは実際にPhotoshopパターンをGIMPで使えるように変換してみましょう。
まずはサンプルとして以下のサイトからパターンをダウンロードしてみました。
9Retro-patterns
ダウンロードしたパターンを普通の画像と同じようにGIMPで開きます。今回ダウンロードしたパターンは9種類のパターンのセットだったので、開くと9つのレイヤーにそれぞれパターンが開きました。
![実際にPhotoshopパターンを変換する](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgkhSB9lg0vzdV08zq9NGYNR3izv_JRJPpT9i0Tq3UxQB4AaRyUPm5CUfcgMuNcQ_Rfl7XKDa6bUafoUwxKw-Q8uG7XdM22nYZe06zrJracSOfRDXfL8fwF54TMViljOazRaW7C9ieczSN6/s640/post-img_2011-11_l-04.png)
次に画像ウインドウの上のメニューから
【A】「ファイル」→「save layers as patterns」をクリックして下さい。
すると「save layers as patterns」ウインドウが開きます。
【B】「Directory」の項目で保存場所を選んで
【C】「OK」ボタンをクリックすれば、
パターンがGIMP用に変換されて保存されます。
![パターンをGIMP用に変換して一括保存する](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwcGnrgt-dpyeomfAsogDT0e5BY-SWnsmWenK4N94Y0C44F9gvIoZPu07me7jB5ChpSp_HG1_pvJ6wKwzT2PrM0y-NKKZYpFuFZ6YySHF3BvGboLOR1ir7cE3g29GUBWNHAYivwexhYNrO/s640/post-img_2011-11_l-05.png)
このとき、レイヤーの名前がパターンのファイル名と説明になります。変更したい場合はレイヤー名を変えてから保存しましょう。また、要らないパターンはレイヤーごと削除しておけば変換されないので、種類が大量にあるパターンのセットの場合は先にレイヤーを整理してから変換すると良いです。
保存したパターンは、パターン保存用フォルダに移動すれば使えるようになります。フォルダの場所は、
①「C:\Documents and Settings\ユーザー名\.gimp-2.6\patterns」または、
②「C:\Program Files\GIMP-2.0\share\gimp\2.0\palettes」です。
※①に保存する場合はユーザー名が半角英数でないと上手く読み込めません。またメニューの「編集」→「環境設定」→「フォルダ」から好きな保存先を登録することも出来ます。
(パターンの使い方は「塗りつぶしツールの使い方」です。)
【関連記事】
⇒「塗りつぶしツールの使い方」
⇒「パターンの作り方」