新しくリリースされたGIMP2.8ですが、ツールを切り替えているうちにツールオプションの項目が消えてしまうというバグが残っているようです。この記事ではそんなときの対応方法を紹介します。
GIMP2.8のツールオプションのバグとは?
実際にどんなバグが起きるのか見てみましょう。
色々とツールを切り替えながら使っていると…
ツールオプションの設定項目がすべて空白になってしまいます。
バグへの対処1:GIMP2.8ポータブル版を使う。
GIMPにはポータブル版という、USBなどにもインストール出来るバージョンが出ているのですが、今回のバグはポータブル版では起こりません。なので、現状ではポータブル版を使うことをおすすめします。詳しくは、
「GIMP2.8ポータブル版のダウンロード&インストール手順。通常版のバグ対策にもどうぞ。」の記事を参考にしてみて下さい。
バグへの対処2:環境変数の設定
この不具合はwindowsの「環境変数」という設定を変えることで修正することが出来ます。ここではWindows7 Professional での設定手順を紹介します。Windowsの他のOSでの手順については以下のサイトを参考にしてみて下さい。
GIMP使用のてびき | 第2章 GIMP始動 | 1.2. 言語
(windowsのシステムの設定を変更するので設定は自己責任で行いましょう。)
【A】まずは、「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」と進んでシステムの設定画面を表示させます。【B】そして左側のメニューから「システムの詳細設定」をクリックしましょう。
【A】「システムのプロパティ」ウインドウが表示されるので、「詳細設定」のタブが選ばれていることを確認し、「環境変数」のボタンをクリックします。
【B】すると「環境変数」ウインドウが表示されるので、「システム環境変数」の項目の「新規」ボタンをクリックしましょう。
「新しいシステム変数」ウインドウが表示されるので、「変数名」の項目に「LANG」、「変数値」の項目に「en」と入力して「OK」ボタンで適用しましょう。
同じように、これまでの手順で開いた「環境変数」ウインドウと「システムのプロパティ」ウインドウも「OK」ボタンで変更を適用すれば、設定はすべて完了です。次にGIMP2.8を起動したときからバグが直っているはずです。
最後に
環境変数の設定を変更する方法は全ての環境でテストしたわけではありませんが、僕の環境では今のところ問題なく動作しています。ただやはりバグを自分で修正して使うという対応は自己責任が伴います。ポータブル版を使ったり、新しい機能よりも安定性を重視してバージョン2.6を使うのも良いと思います。